
気まぐれな爽やかさを持つフレグランス。トップノートにはミネラルが、ラストノートには嵐と金属を思わせる香りが広がり、断崖に根を下ろす草木と海岸を想起させます。
「海岸」は、自然界の造形の巨匠、海水が彫り刻んできた光景です。リズミカルな潮の満ち引きがつくり出すのは、吸っては吐く、あるいは行っては戻るというように、絶え間なく同じことが繰り返される世界です。それは時間という歳月を積み重ねながら、すぐに過ぎ去る一瞬のはかなさも存在する世界といえます。大きくうねる波が、じっと横たわる大地を削っては足元の地面をつかみ取るかのように、常に変わり続ける光景を描き出します。
トップ : ジュニパー、ピンクペッパー、ベルガモット
ミドル : ローズマリー、セージ、クミン
ベース : ベチバ―、サンダルウッド、シダー